料理長!ハリウッド暮らしです!【6】~サンタモニカと牡蠣とエイリアン最新作の話~

ジェッジジョンソン藤戸です。本題の前に音楽機材の話です。

 

 

音楽に携わる人間ですよ音楽機材の話をして何が悪い!!忘れては困る!!

 

 

ドゥーン!

 

BRAUNER(ブラウナー)のFETコンデンサーマイク・PHANTHERA(パンテラ)を購入。マイクを買い換えるのは実に10年以上ぶり。コンデンサーマイクと云えばNEUMANNのU87が定番で、僕も購入して長らく使用していましたが、ハリウッドの音声レコーディング現場でコレの音を聴いて一目惚れ。U87は中音域が持ち上がって聴こえますが、こちらは密度の高い高音域が持ち味で、ガシッと硬い印象。レンジはU87よりこっちのほうが満遍なく拾ってくれてます。ブランド価値が価格に乗っかっているU87よりぶっちゃけコスパも汎用性も高いという所感です。2本購入して(ステレオ仕様)まずは1本が到着。業務案件でもジェッジのレコーディングでもガシガシ使っていこうと思います。コンデンサーマイクに悩んで居る方、汎用性も音質も良いのでオススメでございます。

 

 

 

本題。

 

 

ハリウッドでの生活も6ヶ月目に突入。5月6月はレコーディングの関係でサンタモニカで缶詰になっています。カルフォルニア有数のリゾート地として有名ですが、名だたるレコーディング・スタジオやゲーム開発会社が集まる場所でもあります。

 

 

絵に描いたようなリゾート地です。そしてなによりめちゃくちゃ美しい。

 

 

 

ハリウッドの中心地から約17km。東京で換算すると・・・

 

 

渋谷ハチ公前から直線距離でディズニーシーのコロンビア号ぐらいまでの距離。ハリウッドから楽に来れるのも魅力の場所です。てか渋谷から舞浜まで直線で17kmだったんだ。無駄な知識がまたひとつ。

 

 

日本国内も含め個人的TOP5にランクインするほど大好きです。景色/気候/食事、すべてに於いて文句ナシ。ゴミや漂着物がほとんど無い、丁寧に整備が行き届いた砂浜は裸足で歩くと最高です。小さな子ども連れが多いのは、砂浜に危険物が無いからなのかな?って考えたり。レコーディングや制作業務が無い休日でも電車で遊びに来ます。

 

 

観てくださいよホント綺麗なんですよ砂浜が。貝殻すら無いし、探すほうが難しい。

 

 

サンタモニカで1番の観光名所・パシフィックパークです。そこから洋上に伸びる橋の先は・・・

 

 

サンタモニカ・ピアという桟橋が。釣具ショップが有って釣りが出来ますが、釣り人はそれほど居ないです。毎日ウロウロしていると釣り人がまれに釣った魚をレジ袋に包んでプレゼントしてくれようとしますが、決まってサバです。食中毒の代名詞です。判った上でプレゼントしてるのか。まぁ基本は遠慮してます遠慮しましょう。一回だけ後述のBBQの際に同僚が釣ったのを焼いて食べましたが美味しかったです。こっちの人は捌いた身をビネガーに漬け込んでマリネにするそうですが、面倒くさい魚というのがアメリカでも共通認識のようで、基本は食べずにリリースするそうです。ムダな知識がまたひとつ。

 

 

世界で1番有名な国道「ルート66」の始発点でもあります。ルート66自体は廃線になってますが1部の区間はそのまま走れるそうです。秋頃に走ってみたい。

 

 

全てがイチイチかっこいいスポットです。半日ブラブラしてる時もあります。ロサンゼルス観光に来られた際は是非お立ち寄りください。

 

 

サンタモニカ市街も見どころ満載です。まさにカルフォルニケイション。自分が音楽業務で来ていることを失念するぐらいリゾート感が素晴らしいです。

 

 

超巨大なショッピングモールが立ち並ぶメインストリートが一番楽しいスポットですが、話すとそこだけでブログ1話分を消費するボリュームなので、またの機会に。

 

 

マクドまでイチイチかっこいい。マクド重課金者の僕ですが、ここは2回しか利用してません。サンタモニカはマクドより牡蠣です。せっかくなので牡蠣を食べましょう。

 

 

 

メインストリートから逸れた裏通りが、非常に趣が有って最高です。カフェもレストランも価格帯が手頃です。

 

モーテルも歴史を感じてイチイチかっこいい。ホテル・キャルフォーニャ。

 

 

自転車すらイチイチかっこいい。下の写真、よく見ると自転車のドリンクホルダーに水じゃなくてウイスキーのボトルが付いてます。日本でやったら逮捕のちクズ認定ですが、こっちではイチイチかっこいいので許されるのだと思います。

 

 

サンタモニカ有数のステーキ屋さんです。イチイチかっこいいのですが、値段が全くカッコよくなかった。

 

 

サンタモニカ中心地から結構歩きますが、レストランは地元の方に連れて来て頂いたココがオススメです。ガイドブックにはあんま載ってないそうなので、ググって下さい。海の幸なら全部あります。通常の時間帯に入ると遊興費が一瞬でバーストする価格帯ですが・・・

 

 

サンタモニカのレストランの多くは、16時から2時間ほど「ハッピーアワー」という超絶サービスタイムが始まります。通常5ドルのビールが1ドルになったり、通常1個3ドルの牡蠣が10ドル払えば食べ放題になったりと最高です。商売が巧い。他にも店舗によってカニ食べ放題とかあります。ハリウッドやロスで食べるよりサンタモニカまで来て食べまくるのがオススメです。

 

 

 

エビがほんと美味しい。エビ食いまくってます。

 

 

牡蠣とクラムチャウダーで攻めたい人はココ「ブループレート」が最高です。中心地から近く、海岸通り沿いにあるレストラン。眺めも素晴らしい。

 

 

牡蠣の種類がいっぱい有ります。食いまくれます。

 

 

ここのクラムチャウダーがめちゃくちゃ美味しい。それまで僕はクラムチャウダーがあんまし好きじゃなかったのですが、今まで食べて来たチャウダーとは全くの別物。魚介のコクが濃厚なのに後味がさっぱり。1日で4杯飲んでる時もありました。コレすごい。

 

 

ビーチバレーのコートが至る所に張られています。先日、僕が所属する映画音楽チームと現地のゲーム会社の懇親ビーチバレー&BBQ大会に参加してきました。ビーチバレーは身体能力云々以前、身長で戦力外です。悲しい。戦力外の要員はBBQで肉をひたすら焼きます。ひらすら肉を焼いてると飽きます。飽きたら・・・

 

 

ウミドリを追い掛けまわします。

クズです。写真はまさにその瞬間。こっちのウミドリ、飛んで逃げればいいものをダッシュで逃げ回るので最高。走ってる姿がイチイチかわいい。

 

 

こっちのウミドリは完全に人間をバカにしているフレンズだと思っているので、座ってると上記の様に包囲されます。鳥フレンズ最高。ポップコーン持ってると強奪されます。あと本を読んでると油断してると破かれます。ご注意ください。

 

 

 

【料理の別人ハリウッド編・6月(と5月)のリポート】

 

・5月6月とサンタモニカのレコーディングスタジオに引きこもり、映画音楽と効果音の制作の毎日。下宿先まで帰る時も有れば泊まり込んで朝はウミドリを追い掛ける日々。

 

・セミナーの一環で、とてもとてもとてもとても大好きな映画の効果音の録音風景を見学させて頂きました。効果音が出来るまでを簡単に説明すると、効果音ディレクターが映画の中で必要な効果音を表で一覧に書き出し(指示書のようなもの)、そこに非常に細かい指示を記載し、それを効果音のプロ職人エンジニアが一つ一つ作っていくという流れです。映画の内容よりけりですが、映画一本につき最低でも300-500の効果音が使用されています。SFものや戦争ものになると5000とかに跳ね上がります。気の遠くなる作業です。自分の大好きな映画の、ひとつひとつの音が「限られた時間の中で(ココ重要)」制作されていく光景を観て感慨深いものがありました。

 

・アンビエントミュージックに特化したソロプロジェクトBatiusですが、大変申し訳ございません、リリースが未定になりました。アルバムも既に完成していますが、正直に申し上げますと権利関係の問題が発生し、そちらが整理されるまでリリース待機ということになります。バティウスのアルバムに収録されている楽曲のうち数曲が、海外の企業CMなどに使用される可能性が有るためです。現状、CMに関しては別途書き下ろしでも進行していますが、そもそものプレゼンで作例としてクライアントに渡したバティウスの曲で進行したいとの御提案を、先方より頂いたのが発端です。日本と海外は権利フローも違うため、間にエージェントを介して進捗してますが、ほんといろいろ大変なのでございます。ご理解を頂けますと幸いです。年内には出ます。が、忘れずにお待ち下さいませ。ほんとすいません。

 

・6/24は東京・下北沢CLUB Queでジェッジジョンソンのワンマン公演でした。気付けばQueでワンマン公演回数がアーティストTOP3になっていた。ベテランには未だなりたくない!本編は人生最大かつ盛大に歌詞を吹っ飛ばす事件を起こしましたが、過去最高の演奏もあったりと、代官山UNITと並んで、慣れ親しんだ場所特有のワンマンかつバンド史上有数のワンマンでした。

 

・そしてワンマン公演より最新アルバムからの先行カット&未発表曲を集めたミニアルバム「PUBLIC PREVIEW 2017」が発売になりました。

こちらですが、いまのところ会場限定の販売予定です。オンラインストアでの販売も予定しておりますが、詳細が決まり次第アナウンスさせて頂きます。

 

・声優/歌手の緒方恵美さんが、世界にアルバムを届けるためのクラウドファウンディングプロジェクトを立ち上げました。数時間で目標額を達成するという前代未聞の快挙でネットも音楽シーンもアニソン業界も大騒ぎになってましたね。いやコレとんでもないことだと思います。おめでとうございます!

その栄誉あるアルバムにアレンジ/リミックスで緒方さんより声を掛けて頂き参画することになりました。恐悦至極です。

 

 

自分が大好きな方の、その重要な作品にご指名して頂けるなんて、別名義や覆面など全てのキャリアの中でも特別なことです。本当に光栄です。

持てる全てを注ぎ込んで最高のアレンジ/リミックスをします。是非ご期待下さい!

 

 

 

 

そして余談!

 

 

【料理の別人ハリウッド編番外】
「エイリアン:コヴェナント」を観た話

 

 

※苦手な人はクリックしないでください

リドリー・スコット監督「エイリアン」シリーズの最新作、「エイリアン:コヴェナント」です。日本での公開は9/15ですが、ハリウッドでは5月から公開でした。忙しくて初日に観ることは出来ませんでしたが、ようやく観劇。

 

字幕が無いので若干、何を言ってるのか判らない箇所が有りましたが、皆さんも大体想像つくかと思いますが「エイリアン」は基本、逃げるか死ぬか闘うかの三択なので字幕が無くても理解できちゃうのです。言葉なんか要らないなんて最高です。脳ミソ使わない映画最高。

 

内容ですが、個人的に過去No,2の傑作だと思います。(No,1は「エイリアン2」です。大衆性とマニアックを完膚なきまでに融合させたのは、SF史上でもなかなか無いです。)

 

前作「プロメテウス」からの謎はまぁまぁ解決する部分がありますが、新たに増える部分もあります。一連のストーリーは新たな局面に突入しました。内容はかなり面白いです。途中で「ストーリー上のネタバレ」に気付いてしまう箇所もチラホラ有りますが、それは観た際のお楽しみで。

 

で、何が凄かったのかは職業上「BGM」と「効果音」なのですが、昔からの手法をさり気なく投下しつつ、新しい試みをふんだんに取り入れていたんですね。あんまり喋るとネタバレになるのでアレですが、新型エイリアンが出てくるんですね。その新型の動作音は、過去のオマージュを踏襲しつt(ry)まぁもう喋るより観に行って下さい。ボンネットが捻じれる音も三つ以上のレイヤー重ねて金属音+摩擦音+打撃音がそれぞれ質感として把握できたりとまぁ、効果音に興味ない人はどうでも良いのでやめます。先ずは観に行って下さい。音で恐怖してきて下さい。映像を支えるのは「音」なのです。余すところなく「音」で「恐怖」を表現しています。最高です。