【個人的備忘録】東京ゲームショウに行ってきた(ビジネスデー2014年度版)
今年も趣味と実益を兼ねて行って来ました東京ゲームショウ。
元々ゲーム会社に(その前は某代理店に)勤務していた時から毎年参加しています。 日本が世界に誇る輸出産業のひとつと云われた頃は遠い昔。今では海外のクオリティに圧倒されるわ国内需要の低下で各社厳しい感じになってるようです。なにより昨今のソーシャルゲームの台頭で勢力図も様変わりしてきました。今年はMicrosoftがXbox Oneを発表しましたが、うーん思った以上にパッとしない。PS4の勢いに押されてます。PS4も日本ではどれぐらい普及するでしょうか。ソーシャルゲームもプラットフォームは風前の灯火。ネイティブアプリ全盛ですね。
今回は個人的備忘録としてのブログです。毎年参加してるんでアーカイヴ化しておかないと。
FPSゲームの代名詞「バトルフィールド」の最新作がドーンと。映像も凄いし面白いんですが、僕には難しくて100%の確率で開幕5分以内に蜂の巣にされてます。ひどい。
ブースも今まで以上に凝ってました。
ビジネスデーなので殆どの来場者はゲーム開発者かプレス関係者です。そんな方々の注目を浴びて人だかりが出来て居たのはKONAMIのブース。先月「P.T.」という名で無料ダウンロードを行った「トンでもなく恐怖というか恐怖しか無いゲーム」の詳細発表です。「P.T.」をクリアすると表示される「SILENT HILL」のタイトル。「サイレントヒル」の最新作が「メタルギアソリッド」で御馴染み小島プロダクションが制作するって事で大注目でした。
小島秀夫監督が登壇。DJのmelo君そっくりです。MOGRAのDJ陣が判る人にしか判らないネタですいません。このゲーム、めっちゃ映像クオリティ高いんですが最強に怖いです。興味の有る方はYouTubeで検索してみて下さい。寝れなくなります。
ホラーから一気に変わって今度はSEGAのブース。「龍が如く」の最新作のプロモーションが行われてました。毎年恒例の「キャバ嬢ステージ」は今年も健在。数年前は壇蜜さんが出てたような。個人的に今回が1番「きれいなおねえさん」だと思いました。趣味の話です。きれいなおねえさんは大好きです。
次はソニーコンピュータのブース。PS4が展示されてました。PS4は本体カバーを取り替えることによって写真のようなカスタマイズが可能です。
トロ!!
今年のゲームショウの台風の目は「バーチャル・リアリティ」でした。専用のゴーグルを掛けて仮想空間の中でプレイする試作機を各社が一斉に公開しました。すべて試遊しましたが、操作性・クオリティ含めて1番はプレイステーションかなと。例の色々ヤヴァい匂いがプンプンするアレは公開中止になってました。興味があったのに残念。プレイしてる姿は絶対に関係者に観られたくないアレです。
同じくヴァーチャルリアリティの台風の目・オキュラスも大盛況。夕方近くになってもかなりの列でした。
乙女系ゲームの雄・VOLTAGEのブースは今年もトンガッてました。恋愛成就の神社を設営。開発系女子が長蛇の列を作っておりました。代理店時代の部下(29歳東大卒)も本気で並んでいて若干心配になりました。神主さんは僕のタイプでした。余談です。
最近めっきり元気の無いスクウェア・エニックスですが、いつにも増してブースは充実してました。写真は僕の大好き(だった)キングダムハーツの過去作リメイクの試遊コーナー。世界設定が大破綻しているけど人気です。僕もなんだかんだで買います。
モンハンブースは今年も大人気。余談ですがカプコンのコンパニオンの方々は毎年美人さんばかりで広報部のセンスの良さを感じます。コンパニオンの選定は基本プロデューサーの趣味が反映されるのはどこも一緒かなと。僕は選ばせて貰えませんでした。
パソコンメーカーのDellが展示していた最新デスクトップPC。ちょっとカッコイイと思ってしまった。これめっちゃ欲しい。
光っている部分は「お約束」で好きなカラーに設定可能です。発売されたら買います。
ソニー万歳!
ソニー万歳!(復唱!)
GREEのコーナーは去年と同じ位置に同じ規模で展開。モバゲーもそうですが「ガラケー端末サービスからの派生」で成長したコンテンツは去年からかなり厳しいと言われていますが、それでも他のハードゲーム開発メーカーのウン倍の売上が有るんですよね。スマホへの最適化は遅れていたけど巻き返しも全然可能だと思います。
今年も巨大ブースを出店していたWARGAMING.NET。これほど日本と海外の知名度の落差が激しいメーカーは有りません。海外では台風の目。日本では一部のコアユーザーしか知られていない。ちなみに写真は戦艦シミュレーションゲーム。僕は開幕で轟沈しました。こういうゲームは好きなんだけど下手なんです。
「艦これ」で御馴染みのDMMゲームズ。艦これしか認知度は有りませんが、最近出した凄まじいキャラ設定の「俺タワー」がパワープッシュされてました。アーティスト界隈でも艦これプレイヤー多いですね。PCブラウザで出来ると確かに開いてしまう。
何が凄いって横にリアルのコンパニオンが立っているにも関わらず、みんなコレを撮ってる事でしょう。
キャラクターグッズ販売コーナーも覗いて来ました。今年はどこのメーカーもネタ切れのご様子。グッズコーナーは業界トレンドのみならず、一般的なノベルティトレンドも反映するので非常に参考になります。
ウワサのモンハンギターがカプコンのブースに。ちょっと弾いてみたい。
毎年どんどん大きくなる台湾ブース。エレクトロニクスに於いては完全に日本を追い越した台湾ですが、ゲーム開発分野でも追い抜くのは遠い未来の話じゃ無いと思います。
【今年の総括】
・ヴァーチャル・リアリティが体験出来るゴーグルや製品を各社がこぞって展示発表しているけど、製品化販売は確実に2016年以降。ソニー辺りが見切り発車で2015年に販売しそうだけど、成熟するには数年掛かりそう。(理由は端末のコストが高いから結構なハードルがある)
・PS4とXbox Oneというハード機器に対して、海外と国内では開発側の温度差が凄まじく違う。国内メーカーがソフトを作る事より「別の事」を考えているのが良く判った。
・ゲーム業界に於ける「新しいヒーロー&ヒロインキャラクター」の不在が鮮明だった。強いて挙げれば艦これぐらいだけど一般的認知のモノでは無い。去年&今年のヒーロー不在は3~4年後に、ジャブの様に業界に響いてくるでしょう。歴史は繰り返す。
全く音楽とは関係の無い話題でしたが、 ゲームは僕を形成した要素のひとつです。 これからも外郭から業界を眺めていきたいと思います。