【個人的備忘録】東京ゲームショウに行ってきた(ビジネスデー2017年度版)
ジェッジジョンソン藤戸です。毎年恒例・東京ゲームショウ・ビジネスデーに行ってきました。ビジネスデーの入場チケット、今年から自分の分は事務局から個人購入しましたが、スタッフ&関係者が(今後の業務としても)観ておきたいとのことで、急遽友人が調達してくださいました。大感謝!
今年の「大看板」はサイコブレイクの最新作。前作は圧倒的に怖かった。今作も買います。買って積み上げてプレイ時間が無いまま埋もれて(略)でも買います。
フードコートが肉しか無い。何事だこれは。肉フェスじゃないか。いやお好み焼きがあるか。いやこれ肉入りだよな。何事だ。ゲームショウと併行して肉フェスです。
ビジネスデーということもあって、さすがに人が少ない。ストレス無く、吟味して購入出来ました。ちなみに牛タン買いました。
2017年の今年度は、巨大タイトル発売も目玉ゲームもVR登場のような目玉システムが無いという状況で行われたイベントでした。昨年はバイオハザードのVRなどなど「VR機能」が本実装された年でしたが、それがどのように実をなしたか確認の年です。出展規模は過去最大と謳われていますが、いかんせん目玉不足です。開発者たちも「お目当てのゲーム」に並んで試遊した後は社に直帰みたいな感じです。14時過ぎには会場を後にする人が例年より目立ちました。ゲーム会社時代の同僚/上司/部下は今年も当然の如く出くわしましたが通年より少なめ。後で話を聴いたら「行ってない」という仲間がチラホラ。あらー。
乙女の妄想と願望を積み込んだソーシャルゲームを数多く輩出し続ける「ヴォルテージ社」のブース。今年も多くの「開発女子」が本来の目的そっちのけで並んで居りました。毎年毎年とんがった内容で話題をかっさらうヴォルテージ社ですが、今年はなんと・・・
「おいで。オレの花嫁さん」
キャッチコピーからイケメン臭がプンプンする。イケメンとの披露宴をVRで体験できる「挙式VR」を出店。うむ、正しいVRの使いみちなのか判らないけど面白そうなのでプレイしてきました。男性ですけどね、プレイしてきました。
VRで花嫁になってイケメンとヴァージンロードを歩く「挙式」VR、いろいろすごい pic.twitter.com/V4jiDqGb8d
— 藤戸じゅにあ(ジェッジジョンソン) (@JETZEJOHNSON) 2017年9月21日
いろいろ凄い。
試遊が終わると婚姻届を頂きました!ありがとうございます!
PlayStation4の発売元・ソニーコンピュータのブースには、各社から推しのタイトルがズラリと試遊で出店されていました。自らのブースでも試遊可能ですが、こっちに並んだほうが待ち時間が短いゲームもありました。注目タイトルはこっちで並びましょう。
世界TOPの人気を誇る「コール・オブ・デューティー」の最新作は秒殺で整理券終了。さすがです。てか開発者もファンが多いゲームですよね。個人的な肌感では音楽家に人気という感じ。だいたいこのゲームに没頭するあまりに入稿を落とす作家さんがうあなにすrるやmたま(略
三國無双の最新ナンバリングタイトルが。こちら試遊してきました。技の繰り出し方が一新されてます!今までのユーザーはご注意を!グラフィックも描画もパワーアップ。特にモブ(雑魚敵)の表示が、かなり遠くまで表示されるようになったため、ホントに大群に一騎で突っ込む感が倍増してました。
コラボレーションも参考出品されてました。
フランスのQuantic Dream社が開発し、ソニー・コンピュータ(以下SCE)が販売・プッシュする最新作「DETROIT」の宣伝ブースがなかなかの凝りようです。この開発メーカー、過去には「Heavy Rain」という推理サスペンスゲームをリリースして話題になりました。僕も結構プレイしましたが、なかなか鬱になるゲームでして・・・。今作も香ばしいくらい鬱な雰囲気です。でもこれ絶対おもしろい。買います。映像も秀逸。下記の映像を御覧ください。
ファイナルファンタジーものでは対戦型ゲーム「ディシディア・ファイナルファンタジー」が猛プッシュ。ただそれよりも個人的にびっくりしたのが・・・
ユニバーサル・スタジオにファイナルファンタジーのアトラクションが!マジか!来年1月って随分早いぞ!行きたいぞ!!
冒頭でお話した「サイコブレイク」の最新作、昼の時点で100分待ちとか大人気です。並ぶのは諦めました。もう少しで発売。愉しみです。
スクウェア・エニックスのブースは今年もデカかった。ファイナルファンタジーXVと前述のディシディアを全面にプッシュ。
オンラインゲーム「FF XIV」のブースは根強い人気が伺える盛況ぶり、って開発者が多いはずの日なのに。凄い。
ラブライバー発狂モノのPOP一覧です。一般デーには戦場と化すのが容易に想像出来ます。
「パズドラ」のメーカー・ガンホーエンターテイメントが販売するゲーム「LET IT DIE」がブースを構えていました。このゲーム、BGMにジェッジジョンソンの「KRUNK」が使用されています。
戦略シミュレーションを多くリリースするWARGAMING.NETが今年も出店。昨年同様、看板娘は僕のゲーム時代の部下の女性でした。Twitterでは一緒に写真を撮った姿がアップされてます。
恒例です。キレイなおねえさんは大好きです。ピンぼけですがキレイなおねえさんでした。
こちらも毎年恒例。エナジードリンクのMONSTERが出店してます。無料で貰えます。周囲が甘い匂い。
「地球防衛軍」も新作が。相当な費用を掛けてるのが見て判る。イベント終わったらこのロボどうすんだろ。
今回のゲームショウで話題だったのがこちら、パチスロメーカーのFUJIがついに本格的にゲームに、しかもスマホゲームに参戦。声優陣にも力を入れてます。
ブースはかなりの凝りようでした。
今回のゲームショウ、ミドルウェアやサードパーティーのブースが目立ちます。特に海外のが。ゲームの一部ジャンルが「e-スポーツ」という名称で競技として認知され、その隆盛を受けてPC関連のブランドが「息を吹き返してきた」感じです。e-Sportsのためには「より反応速度の速いマシンスペック」や表示速度の速いモニタが必須。ただ日本は海外に比べてe-Sportsの認知と普及が壊滅的に遅れています。
PC周辺機器メーカーのレイザーが今年も出店。レインボーに輝くキーボードが代表的です。e-Sportsの選手に人気のブランドです。
ゲーム実況のTWITCHが今年も巨大ブースで出店。業界では「ゲーム実況」という分野が確立されてきました。ゲーム実況、一般には全く馴染みが無いし、単語自体知らないと思います。それぐらいニッチだということを「ユーザー自体が理解しているか」が鍵となる分野だと思います。YouTubeとどう張り合っていくのか、今後に注目です。
オランダの開発メーカーが集まった通称「オランダ館」が。ちゃんと観れなかった!ちなみに友人のオランダ人は僕を見掛けたらしく、その後FBで僕を隠し撮りした写真を送ってくれました。がんがれネザーランド!!!
昨年は「お家騒動」もあったせいなのか、全くパッとしなかったコナミのブースが・・・
「ラブプラス」で息を吹き返していた。
キレイなおねえさんと姉ヶ崎寧々さんは大好きです。え、どのキャラかって?判らない方は判らないほうが良いです。手をだしてはいけない。
PCメーカー・Dellのゲーミング特化ブランド「エイリアンウェア」が参考筐体を例年になく数多く出してました。上記の提灯みたいなの、コレPCです。
こんなPCどこに置くんだよ。
あ、おねえさんが。神棚作って置きますね。
SEGAのブース。毎年いっつも賑やかです。最高です。
キレイなおねえさんと世紀末パチスロ伝説。「北斗の拳」と「龍が如く」がコラボレーション。
「龍が如く」シリーズ、3タイトルがズラッと並んでました。写真右下は恒例の名越さんワールド。キャバクラのきれいなおねえさんが鎮座しておりました。
モンハンの最新作「モンスターハンター・ワールド」が今年一番の人気だったのではないでしょうか。物凄い人だかりです。
キレイなおねえさんです。
このゲームの下には・・・
当然、キレイなおねえさんが「あの格好」で居ます。
昨年はVR実装で大きな話題となったバイオハザードのコーナーですが、今年は最新タイトルが無いということもあって若干静かな感じ。特別版&リメイク&移植が主な説明でした。
キレイなおねえさんです。
エアガンを撃ちまくれるコーナーが。整理券はあっという間に瞬殺。作品内に登場する銃器のコラボレーションです。サムライエッジほしい。
個人的に応援している台灣メーカーのブースは今年も出店。ここ数年で開発力が上がってきてます。日本の半分の人件費/開発費で作れちゃう。日本の文化に抵抗の無いお国柄も相成ってか、日本の「いいとこ取り」が始まってます。ITやエレクトロニクスのみならず、ゲーム開発でも抜かされる日はそんなに遠くないのかも。
鼻血を出しそうになった。
僕の大好きなキャラ「ピスケとうさぎ」がゲームになって登場。ブース見つけた時は一目散に走ってしまった。元々はLINEスタンプで一躍有名になったブランドで、僕のLINEスタンプは全てコレです。若干ヒかれていますが使い続けます。
最高です。
いいもの貰ってしまった。
DMMブース。刀剣乱舞に群がる女子の影。「艦これ」は鎮静化しましたが、こちらは更に元気。ホント女子の人気が凄い。
キレイなおねえさんです。
キレイなおねえさんが集まった何かです。
【東京ゲームショウ2017の総括】
・誰もがガッカリしたのは「ファイナルファンタジーVIIリメイク」と「キングダムハーツIII」でしょう。今年はプレイアブルもしくはティザーが出ると思っていたのですが・・・。コレが無かったのが周囲の開発陣が来ない理由か。取り敢えず楽しみは来年以降にお預けです。
・過去ブログでも話題に挙げた国内メーカーの「新ヒーロー(ゲームキャラ)の不在」がジャブのようにキテる、と感じた開発者は多かったのでは(僕の周囲は同意見でした)。魅力的なキャラがここ数年登場してなかったせいか、今年のゲームショウは過去最大の「既存のキャラの使い回し&マンガ(ラノベ)のキャラ流用」が目立ちました。
・過去のブログでも予想してましたが、VRが今ひとつ盛り上がっていません。当然と云えば当然なのですが、多くの「一般の人たち」にVRを体験できる機会を増やすべきでしょう。オープンなイメージどころか、かなりクローズド感が出て来ました。必要機器の値段をもっと下げることも普及に重要ですが、なかなか難しそうです。あとVR対応ゲームの開発コストが結構高いと教えて頂きました。ちょっとびっくりする値段。VRが市民権を得るまで、まだまだ時間もコストも掛かりそうです。
・ソーシャルゲームもシステムが一段落したというか「モバスト」のリスキン(表面だけ変えて中身が同じ系統)だらけになっているのが凄い気になりました。FFXVモバイルがまさかのモバスト踏襲とは。
・描画レンダリングに革新的、とは言わないまでも、従来より被写界深度の表現がアップしているゲームがチラホラ見掛けました。コレ結構凄いことなんですよ。被写界深度をザックリ説明すると、焦点以外の遠くや近景がボケてる写真とかありますよね?その「ボケ」の事です。かなりの演算が必要なので従来は「ぼかしたマスク」を合成して被写界深度を表現していたのが、ゲーム内でリアルタイムレンダリングしているのがありました。エンジンに実装しているってことですが、メーカー独自なのかそれともサードパーティーなのか個人的に気になりました。描画表現は確実に進歩しています。
・僕自身もハリウッドで映画音楽に携わっている関係上、ゲームのサウンド効果に今まで以上の関心を持っていますが、肝心のVR環境のサウンドはいまひとつ、というか映像に追いついて無いです。簡単にいうと「映像の回転に対して音源(音がなっている場所)の追随が不安定・もしくは表現が不自然」です。音源が回り込んだ際の表現、ホント難しいと思いますが、ここをクリア出来れば「もっとVRが現実に近くなる」のではないでしょうか。そういう技術(ミドルウェア)をアメリカで見ましたが、あと一歩のとこまで来ていると思います。プレイヤーが動けば「音の鳴っている場所も上下左右に【正確に】動く」。もう少しだと思いました。
・あと、今年は例年以上に「キレイなおねえさん」が多かった・・・・。 また来年もリポートします。