料理の別人ハリウッド編

料理長!ハリウッド暮らしです!【3】~ラ・ラ・ランドが殺しにやって来る~

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ジェッジジョンソン藤戸です。サブタイトル通り映画「ラ・ラ・ランド」に殺されました。

アカデミー賞はトラブル含めてラ・ラ・ランド一色でした。今回の授賞式、僕は早々に抽選に落ちました。悲しい。賛否両論ありますが、重要なのは「他人の意見より自分がどう思ったか」です。観た人それぞれ判断すれば良いこと。日本人は一部の人種において「マイノリティーの発言に真実味を見出そうとする」傾向がありますが、大事なことは「自分がどう思うか」です。皆様も是非是非観に行って下さい。そして殺されて下さい。もちろん無傷で映画館を後にする人も多いでしょう。ですがこの映画、「バンドマン(に限らず芸能を目指す人)、もしくはそんな彼氏彼女と付き合った(過去形!!)経験のある男子女子」が観たら、間違いなく即死するでしょう。

料理の別人ハリウッド編・3月号は「ラ・ラ・ランド」を絡めつつ、ゆるく近況を御報告させて頂きます。

※観てない方は観たあとに、またこの「写真」を覗きに来て下さい。泣きます。僕は今泣いてます。既に聖地巡礼は、ほぼほぼ完了しています。

「ラ・ラ・ランド」、僕はハリウッドで「字幕なし」で観ました。

正直に申し上げます。
何言ってるのか半分ぐらいしか理解できなかった!!

が!ラストで大号泣して嗚咽して「く」の字に折れ曲がってエンドロール終了から数分間立ち上がれませんでした。

字幕無くても映像だけで伝わるぐらい、キャッチーでポップな映画です。非常にわかりやすい映画です。

本ブログでは感想やあらすじやネタバレを語ることは致しません。そういったものはググって頂ければ秀逸な記事が溢れんばかりに掘り出されます。あの映画でバンドマンが殺された状況を細かく説明することによって映画の感動をお伝えしたいと思います。

※重ねて言いますが、観てからもっかいこのブログに戻ってきて写真を観て下さい。いま僕が嗚咽しています。

一回目は字幕なしで観たにも関わらず瀕死の重傷を負わされ、2周目はリベンジを掛けて日本で字幕版で観ました。

2周目は瀕死どころじゃ無く意識不明に陥りました。嗚咽の声を殺しながら映画を観なければいけない、なんという拷問でしょう。ドSです。ゲームで例えるなら上映一回目で「1機死んだ」状態でした。無事クリア出来ると思って臨んだ2周目はクリアどころか2機失いました。

心身共に衰弱した身体で乗り込んだデルタ航空は機内映画でラ・ラ・ランドが準備されていました。もはや国家レベルの陰謀です。殺しに掛かって来てます。本気です。

ドラゴンボール的な脳内回路ですと「2回死にかけたら強くなっている」はずです。僕も強くなっているはずです。10時間強のフライト中の暇つぶし程度に観れるはずです。   3周目を観ました。開幕30秒で頬をつたいました。

もう心が弱くなっています。隣の座席のおっさんの手を繋ぎたくなった。なんという映画でしょう。

結局ロサンゼルスに着くまで2周半を観ました。

バカです。腐男子です。

取り敢えずこれ以上しゃべるとネタバレになるので控えますが、ラストの、あの5分、1周目は「わずかな希望」を抱いて抱いて抱いて抱いてァァァァァァァァァァァァ(死亡)、2周目は「知っている」のでラスト5分が始まった時点でァァァァァァァァァァァァァ(死亡)という。「あれ」が如何に美しく儚いものなのか、見事に判りやすく描いた映画だと思います。個人的には最後の10秒、主人公の、無言の「あの表情」の演技、字幕が無くても殺されました。言葉が無くても、全てを「顔」で語るアレが最高です。あの顔を思い出しただけで泣きそうです。 自分が映画と同じような経験をしたことが有る、というわけでは全くございません。むしろ経験してみたい。絶対にいい詞書けるというか最強の肥料になるでしょう。主人公の2名の境遇が「ある種の人間」に刺さるというだけです。その「環境」や「境遇」の難しさ、儚さを知っている場合、後悔を踏まえて「if」を増幅する装置のような映画でした。僕には、です。人それぞれ違いますからね。

【料理の別人ハリウッド編・3月のリポート】

・ララランド観て帰宅最中にサントラ聴くと景色がぼやけるので危険。自宅に帰ってから1人で聴きましょう。

・アンビエントプロジェクト「Batius(バティウス)」のマスターデータを消してしまった。リリースは3月末に延期です。クラウドにデータアップしたものと勘違いして、ローカルのデータを消去してしまったのが原因です。切腹モノです。

・アカデミー賞の授賞式、抽選落ちで観れなかった。2018年は必ず。

・2月の時点でハリウッドのハンバーガーショップのうち8%を踏破してましたが3月に入ってペースダウン。飽きたのでは無く自炊を覚えてしまったのが最大の理由。だってリブロースステーキが2ポンド(約900グラム)で1000円-1800円で売ってるんですよ。「いきなりステーキ」だったら400㌘で3600円ぐらい取られます。買って下宿先のキッチンのオーブンに塊のままブチ込んで焼いて食べてます。むちゃくちゃ美味い。

・タンパク質って太るんですね。上記の結果5㌔太りました。遂に50㌔突破。それでも平均体重には5㌔足りない。まぁ「健康的になった」と言われますが、取り敢えずLIVEまでに痩せます。がんがります。       3月に入ってもハリウッドではハンバーガーです。ココで云うところの「ハンバーガー」にはホットドッグなども含まれます。要は「ジャンクばっか食べている」ってことです。その中でも最近通いつめているのがココです。

創業1908年。日本だと明治41年。日本で「味の素」が発明された年、この「コールズ」によって「フレンチディップ」が改良を重ねて完成しました。

カリカリの香ばしいフランスパンにローストビーフを挟んだサンドウィッチ。ここまでは至って普通です。このサンドウィッチを写真左のコンソメスープにビシャビシャに浸して食べます。シワジワ来る美味しさです。見た目以上にアッサリした味です。オニオンスープに沈んでいるフランスパンじゃなくて、ダシにパン浸して食べるって感じが正しいかも。薄味だけどコクがあって、これがまたサクサク食べれて止まらない。値段もお手頃です。ロスに来た際にはぜひ食べてみて下さい。後余談ですがこの「コールズ」というお店の場所、ロス最凶の区画「スキッドロウ」の境界線ギリギリに有ります。必ず昼か夕方までに来店して下さい。僕と同僚は完全に舐めきって渡米初日の夜にスキッドロウを通って恐怖の体験をしております。舐めちゃいけない。マジヤヴァイ。日本が如何に治安の良い国か、骨身に染みました。

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