東京ゲームショウ2023に行ってきた(ビジネスデー1日目)
今年も東京ゲームショウ2023行って来ました。ビジネスデー1日目です。過去最大の出展数。開場待ちが例年の1.5倍ぐらい。そしてなによりゲームショウ過去最大の蒸し暑さ!なんだこの室内温度!水着のコンパニオンさん達もデロンデロンになるぐらいの湿度。脱水症状になるかもってくらいフラフラでした。
ドラゴンズドグマ2が試遊機で初出展されると聴いて爆上がりした今年の東京ゲームショウ2023。まずはドラゴンズドグマ2のプレイアブルの感想をアップしておきます。もう最高に期待できます。
10時の開演からダッシュで整理券ゲット!前作「ドラゴンズドグマ」から11年の歳月を経て、遂に続編が。ざっとプレイの感想を書いておきます。
・操作は前作「1」とほぼ全く同じ。レバー押し込みダッシュが☓ボタンでも可能に。「1」を復習しておくと問題なくプレイ出来ます。
・ダッシュのスピードが前作に比べて遅い!ちょっとこれはどうなのかなと。デモの体型と装備重量のせいだから?どうなんでしょう。
・デモプレイは戦士・アーチャー・シーフから選択。試しにシーフを選んでプレイ。前作における「ストライダー」と同じ物理攻撃コマンドスキルでしたが、モーションは進化。カスタムスキル「断頭台」がめちゃくちゃ派手になって、更に使い辛くなっていたw。
・自身のパーティーNPC「ポーン」が前作の数倍よく喋り、よく誘導してくれる。遠くから手まで振ってくれる。ありがたい。そして今作も掴んで放り投げれる!試しに谷に投げ飛ばした!ちゃんと戻ってきた!よく出来た部下だ!
・アイテムメニュー画面が一新されて、凄いわかりやすくなっていた。前作は調合の際の画面がイマイチ煩雑だったけど、今作は判りやすくなってるよう期待してます。
・前作は最高に面白かったけどマイナス点も。例えばフィールドマップ。半端な広さな挙げ句、無意味なエリアが多い(特にイベントが起こらない、実装段階で削除されたような)けど、今作は街だけでも凄まじく広い!これヤバイな。街中の探索で半日飛びそう。
・デモではゴブリンの群れ、盗賊の群れ、グリフィンとサイクロプスに遭遇。ゴブリンは楽しく殴れます。盗賊は今作も死体を担いで投げ飛ばせます。グリフィンは途中で逃げられましたがサイクロプスは討伐成功。恒例の、死体の劣化グラフィックはデモでは確認出来ませんでした。
・フィールドでは「野良ポーン」らしきNPCが歩いていた。担いで投げ飛ばそうと思ったけどゴブリンの奇襲で見失いました。
・街中で抜刀→善良な市民に切り掛かっても衛兵に捕まらなかった。ただ、なんかビビったようなモーションしてたような。
・善良な市民を担いで投げ飛ばそうとしたら掴めなかった。NPCによりけり?前作はエヴァーフォールの底なし穴に生き残りの市民を片っ端から投げ込んで遊んでましたが、今回も乱心プレイ出来るのかな。
・発売日の発表はビジネスデーでは有りませんでした。一般日に発表するのかな?
もうグラフィックが素晴らしいです。あと細かい話だと、コリジョンが徹底してる。めり込みは確認出来ませんでした。水に落ちて例の赤いやつ(ヒュージブル)に侵食されるモーションが新しくなってる。と、前作を踏襲した作品であることは間違いなし。全てが延長線上に。まぁあとは今作もマジックアーチャー最強一択になるなぁと感じてます。前作もダウンロード販売してますので、興味の有る方はプレイしてみて下さいませ。
コロナ明けを象徴するような、大手ゲーム会社のド派手イベントが目立ちました。写真はバンダイナムコ。「鉄拳」シリーズのパンダの横でレイヤーさんが踊っている。「鉄拳」などの格闘ゲームは大の苦手ですが、偶然試遊機が空いていたのでプレイアブル体験。
ド素人のくせにアーケードコントローラーを選択。
今回、一緒に来場して行動を共にしている声優さんと対戦。まさに「格ゲー素人同士の泥試合」でした。凡パンチと凡キックの応酬。でも面白かった。
スクウェア・エニックスのブースは「ファイナルファンタジーVII」の最新作を猛烈プッシュ。「FFVII」は人生TOP5に好きなタイトルですが、どうもバトルのエフェクト(斬撃のモーション)やヒット時の爽快感の足りなさ、というか敵を倒したという成果訴求が弱いのが気になってですね…海外含め他社が派手になっているというのもありますが。
TGS2019で病床明けの僕が跨ったコレが展示されていた。
ブース内は「ドラゴンクエストモンスターズ」が大展開。スクエニの2大看板ですが、逆に「それ以外タイトルが成長していない感」を感じてしまった。一部のユーザーに刺さりまくった「NieR」シリーズ、そろそろ来るかなと思っていたんですが。
サムソンのブースに!嫁!
僕がゲームで一番好きなキャラを超え、理想の女性・ティファ様。外見・性格全てが僕の理想。更に超大好きな俳優・伊藤歩さんが声を担当されたことで絶対神になりました。近年のグラフィック向上によってホントに居る気がしてますあぁ言い方がキモい。しかしティファ様の女神像(フィギュアですね)、可愛いお姿の像がなかなか無いのです。僕の知ってるティファ様じゃない。目の塗装が雑だったりと、いつか最高品質で販売して下さい。
毎年恒例、きれいなおねえさんです。もうティファ様に見えます。今年はプレイアブルに並びっぱなしで、きれいなおねえさんを撮ってる時間は有りませんでしたが、いつになく今年はきれいなおねえさんが多かったです。個人の感想です。
「原神」のブースが凄い列。あっという間に日本のソシャゲ市場のTOPクラスに登りつめた中国産ゲームたち。2016年あたりのブログで予言した通りになりましたね。
「2023年ベスト・オブ・ゲームのサブタイトル賞」を捧げたい。
毎年恒例・MONSTERの無料試飲ブース。ついに今年、スルーしました。理由は会場が暑すぎて&湿度がヤヴァすぎて並びたくない。12時時点で湿度MAX。外は強風と小雨で更に湿度MAX。会場は地獄の空気感。
同伴した声優さんの要望でレベル5のブースに。「イナズマイレブン」信者の声優です。一緒に試遊機に並びました。
僕、イナズマイレブン知らないんですが、真面目なサッカーゲームじゃ無かったんですね。人智を超えた殺人技・即死技を駆使してゴールを狙うストライカー。少年の夢が詰まっている。少年のまま壮年を迎えた開発者の波動を感じました。
今年のゲームショウは目玉イベントや革命事象が無い、比較的おとなしいゲームショウでしたが、数年を掛けてゆっくりと「ゲームプレイする環境」が変わり始め、その結果が目に見えて現れていました。僕の東京ゲームショウのブログを過去から見れば判って頂けると思います。配信などの影響でインテリアもデザインもゆっくり変化してきたのです。いままでで一番「白いゲーミングPC」が展示されていたのが象徴的です。PCは黒、の時代ではないんです。
IKEAのような部屋サンプルでの展示が増えたのも大きな特徴。より配信を意識する人、他人の目なんてどうでもいいから自分好みを追求する人、日々の生活の空間の中にゲームの環境がある。時代が違えばオタ扱いで一蹴される事が、2023年現在では当然になりました。
PC・周辺機器でホワイトが増えてきましたが、同様にピンクも増えましたね。20年前じゃ考えられない幸せな空間。
コナミのブースは「メタルギア」で一色。あぁメタルギア…あぁそっかメタルギアはコナミのものか、あれそうだっけ、いやそうなのか、でも創造した主が不在で、しかもその創造主は健在で、しかも「デスストランディング」なんて怪物ゲームを新たに想像して、でも今もメタルギアを掲げるのか。不思議な感覚に陥ります。余計なこと云うと抹殺されそうなのでやめときます。
きれいなメタルギアのおねえさんです。コナミのブースのおねえさんたち、めっちゃきれいなおねえさんばかりだった。
バイオハザードとエアガンのコラボで今年も試射ブースが。
ハリウッドに渡ったのが2017年、あれからもう7年目に突入。ブログで一度はやってみたかったと記した「効果音ライブラリ制作業務」は3度目の契約更新が。現在は数百種類に及ぶハンドガンの音を延々と録音し、延々と編集しています。「料理の別人ハリウッド編」も、そろそろ更新してもいいかな(業務が秘密保持に触れるし画像を掲載しようものなら一発クビ!)。
ハンターみんなが待ち望んだ「モンハンNOW」、通い付けのBARでは常連さん達が延々とプレイしてます。誘われてますが頑なに逃げてます。モンハンで制作納期を飛ばした英霊たちを、僕は何人も知っています。
「アトリエ」シリーズの最新作ブースはレイヤーさんが彩りを飾っておりました。公式が制作した?のか不明ですがクオリティ高い。そしてレイヤーさんも華のある方が多かった。
PC周辺機器メーカー・ASUSのゲーミング向けブランドです。もはやRAZER・MSIに並ぶブランドに。
今年のゲームショウでの隠れた要素「携帯ゲームPC」です。各社こぞって自社ブランドの携帯ゲームPCをリリースしてます。このカテゴリは、これから大きな市場になると僕は考えています。今年の予言はコレです。また数年後、このブログを読み直して答え合わせしてください。
[東京ゲームショウ2023・総括]
・コロナ明け、過去最大出展数、その内訳は中国台湾を始めとした海外企業です。ミドルウェア(開発用アプリケーションのこと)も多くが中国台湾製。日本の平均開発力が目に見えるぐらい低水準になってきた。日本のゲームと開発を紹介するTGSは、数年したら海外の技術見本市になっているかも。
・携帯ゲームPC端末の新作を、各社がこぞってリリースしている。本文にも書いたけど、これが大きな市場になっていくと僕は予想しています。
・日本のeスポーツはホントに活性化しないなぁと。過去のブログで予測した事態が現実に。各企業が全くもって足並みが揃っていない、団体自体の推進力が曖昧などなど、これはもうプロゲーマーになりたいなら日本から出ないとダメっすね。LOL(リーグ・オブ・レジェンド)の決勝のイベント動画、あの規模で国内開催するようになるまで10年掛かるでしょう。
・VR/ARも同様で、全くもって盛り上がっていない。遊ぶためにゲーム以外の機器が必要なのがネックと以前から書いていますが、物価高騰と円安で、国内ではもう産業としての成長投資は控える企業が現れています。
国内に於けるゲーム産業の未来が見えなかった。そう友人に話したら、全く同じ言葉が返ってきた。そして「お前のゲームショウのブログはお前の業界歴の関係上、偉くなった方々も観てるから気を付けたほうがいい。某社の執行役員が怒っていた」と忠告されました。誰か判ってます。ごめん。
2024年、台湾ゲームショウに久々に行ってこようかと。愉しみです。