【個人的備忘録】東京ゲームショウ2022に行ってきた(ビジネスデー2日目)

ジェッジジョンソン藤戸です。二年半ぶりのブログ更新です。…と、その間も執筆していたのですが、コロナで半壊したエンタメ/音楽業界を、バックヤード(偉い人の参謀役)の視点から記事を書いて某所に確認提出したら「あかんコレあかんやつだ…」と社長と顧問に絞り出すような声で悲しまれた為、おクラ入りになりました。現時点(2022年9月時点)ではそろそろ執筆しても良いかなと考えているので、というか誰かが纏めて記載しておかないと、と考えています。そのうち書きます。さて本題。

行ってきました東京ゲームショウ2022。3年ぶりの開催です。参加したのはビジネスデー2日目。先に結論から申し上げますと、

①きれいなおねえさん(コンパニオン)が半分絶滅!!!←最重要

②新規出展の新興ゲーム開発が1.5割強!!しかも海外勢!!

③VRと配信と在宅文化フォローアップ企業が1.5割強!!

④あれ、DMMブースが無い(艦これ…刀剣乱舞…)

⑤というか日本、ガラパゴス化が進行してる…

今年は「きれいなおねえさん」、ほぼ皆さんがマスク着用に。ご時世柄というか同調圧力と配慮の姿勢でこうなっているような。出展企業側も相当悩んだと思います。そして何よりコンパニオンの数が物凄く減っている!!!個人的かつ肌感での意見ですが、例年の半分、もしくは6割減ぐらいです。来場時間が14時だから？と考えましたが、以前はクローズ前に企業の前に十数人が並んで一礼！みたいな景色を観てきたので、これはもう純粋に減ってますね。コンパニオンが立っていない大企業も。これはもう由々しき事態です。

きれいなおねえさんの衣装が素晴らしい。SONYエクスペリアのブースコンパニオンの衣装、いつも素敵です。てかこのXPERIAロゴのマスクほしい。

なんとニトリが東京ゲームショウに初出展。ゲーミング家具を発売するのです。家具ブランドでは既にIKEAをはじめ海外勢は発売していますが、いよいよ追撃開始といったところでしょうか。

白を基調としたゲーミング向け家具が展示されてます。黒もあります。が、歯に衣着せず発言させて頂きますとプロダクトデザインが結構ダサい。ニトリの商品全般に思っていることですが「なんで天板かっこいいのに脚がダサいの？このテーブル」とか、物凄く詰めの甘いものばっかりなんですよね。統一感が全く無いのです。デザインに拘るユーザーが多いはずなので、ゲーミングプロダクトを作るなら(特に白を実装するなら)コレだと厳しいという所感です。IKEAに初期設定で負けてるので、正直厳しいかなって思ってます。

お風呂できれいなおねえさんです。数少ないノンマスクのおねえさんでした。

スクウェア・エニックスのブースは「ファイナルファンタジーVII・リメイク」シリーズ最新作が。現在ブラッシュアップ中だと思いますが、ムービーシーンのキャラの表情が結構チープだったり、モーション演出が古臭かったりと不安しか無いDEMOでした。ほんといいのかコレで…とFF7信者である僕が目を醒ますぐらい、昨今の海外ゲームに比べてキャラモーションが見劣りしてます。いやデモだよな…これで本番じゃないよな…。

きれいなおねえさんが本当に少なくて、今年はこの写真でおしまいです。うーん残念！

目に付いたのが「海外勢&新興企業」の大規模出展。その半数は日本ユーザーが未だ馴染みの無いメーカーという、今までに無い風景でした。昨今から大手のTGS出展(国内・海外)も減っています。過去のブログで書きましたが、日本は市場としての優先順位が低いのです。市場もユーザーも閉鎖的なのです。2019年の台湾ゲームショウのブログに描いた懸念が、そのままになりました。

今年もモンスター、あります。

開発者ばかりのビジネスデーで大盛り上がりだったブースその①、ゲーム販売ポータル「STEAM」が発売するポータブルゲーム機です。ゲームをダウンロード購入するならSTEAMと、もう定着した感があります。それだけにどこまで販売数を伸ばせるか興味があります。

デザインもシンプルに纏めたなぁと。期待大。ほしい。

あ、そういえばこれも試遊しました。ハリポッターのソシャゲです。これけっこう面白い。ハリポタ好きならもっと楽しいはず。

ヴォルデモート戦から数年後の世界設定のようです。オリジナルの世界観を壊さずに、その世界の中で生徒になる設定ですが、着せ替え要素・多人数バトル要素・カードバトル(デッキ)要素と盛りだくさんで、非常に良いです。このインターフェイス(いかにも洋ゲー)がネックになるなって思いましたが、前述の通り日本は市場として優先順位が低いので(実際、このゲームは海外・中国より1年も遅れたリリースだと伺いました)損益分岐点を１Q連続で越えないと速攻で日本語版クローズにするでしょうね…。

きれいな生徒さんです。

僕が会場に着いたのが14時過ぎ、そして2日目だからなのか、はじめて一人も知り合いに出会わなかった。17時には帰路につきましたが、なんというか今年のゲームショウは「目玉が無い」ことが鮮明でした。メタバース関連も多数出展してますが、ぶっちゃけ僕はメタバースはゲームじゃなくて他のコンテンツに紐付いたほうが拡大していくと考えているので、ゲーム&メタバースは「もうちょっと先」かなと。まずはメタバースで構築されたポータルの普及です。でもゲームだけでは広がらない。他要素(特に生活インフラ関連)を盛り込みだしてから、ゲーム&メタバースはマネタイズ化出来ると考えています。

うーん今年はなんかちょっとアレな感じでしたが、開催することに意義があるんです。それだけで僕は感謝。