このたびはジェッジジョンソン最新作
「テクニカルブレイクス・ダウナー」を
ご購入頂き、有難うございます

このページは、本作品を聴き込んだ後に
お読み頂くと、より一層
面白いページです
先ずはアルバムを全て聴いてから
読まれる事をオススメします

ジェッジジョンソン
「ネタバレブレイクス・ダウナー」
(CV・藤戸じゅにあ)

ザ・ルーラー・アンド・サヴァント

作曲・藤戸じゅにあ

支配者は夜明けの世界で
彼女を見つけた


「テクニカルブレイクス・ダウナー」の始まりはフルオーケストラ(!)の調弦(!!)から始まります。60分を超えるジェッジジョンソン最高傑作の幕開けです。ジェッジのライヴ時のオープニング曲として聴いたことのある人は多いでしょう。ライヴのオープニングとして登場したのは2008年。既にその段階で「テクニカルブレイクス・ダウナー」はプロットが完成してました。
「ソリッドブレイクス・アッパー」の最後の曲名は「the Ruler in the dim light of dawn」。そこから繋がるのがこの曲「the Ruler and Savant」です。「Ruler」は支配者・統治者という意味。アッパーの最後、支配者は夜明けのぼんやりした明かりの中で、一人孤独に立っています。「Savant」は学者という意味。学者の中でも更に博識な人に対する呼び方です。本作品は2人が出会うところから物語が始まります。
支配者と学者。立場は違えど両名を「繋ぐ」キーワードは「孤独」です。ジャケットのイラストを見返して「あーなるほど」と想像をふくらませてくれたらもう、アーティスト冥利につきます。


本アルバムのテーマは「繋ぐ」というのが、隠れたキーワードになっています。好きな人と繋がる、他人と繋がる、排除された社会や疎外感を感じてしまった世界ともう一度繋がる、「もうここにいないひと」と繋がる。聴く際に、意識して聴いてみてくださいませ。

KRUNK

作詞・藤戸じゅにあ
作曲・蓮尾理之/藤戸じゅにあ

もうヘマしないよ
もうこんなヘマしないよ
多分もうしないよ

蓮尾くんがコード進行を作曲し、僕がメロディ作成/アレンジを担当しました。読んで字の如く「蓮尾無双」です。ギターの様に聴こえるのは全てピアノです。ギターアンプに繋いで音を鳴らしてます。蓮尾くんのスタイルですね。
「KRUNK」という単語はスラングです。「crunk」とも書き、意味は「アルコール飲み過ぎてハイになっちゃってる状態」を指します。朝2時台のクラブに大量発生するアレです。飲み過ぎダメ。絶対。
この曲のサビの歌詞「When you gives me a heart of course I needn’t mind so much」は誰もが知っている「オズの魔法使い」の有名なセリフ、というか1シーンです。このセリフを語るのは「ブリキの木こり」です。さ、もう一回ジャケットを良く観て下さい。ここまで考えた上でこの楽曲、このアルバムは作られています。ありとあらゆる「仕込み」をブチ込みました。(興味が有りましたらオズの魔法使いも読んでみてください。特にこのセリフがあるチャプターを。)
「テクニカルブレイクス・ダウナー」は収録楽曲も揃って、アレンジもレコーディングもある程度終わっていましたが、せっかく3人になったんだから共作入れないとね、という訳で追加した曲となります。本来11曲収録なのですから、入れ替わりでボツになった曲もあります。敢え無く収録されなかった曲も、そのうちどっかで届けるかも知れません。お愉しみに。

アルター・エゴ

作詞/作曲・藤戸じゅにあ

誰になりたかったんだろう
誰のフリをしていたんだろう

「アルター・エゴ」の意味は「別人格」や「二面性」という意味です。「演じている人格」の事を指します。
この「アルター・エゴ」、なんとラフは2003年に作られてます。2003年と云えば「デプス・オブ・レイヤーズ」シリーズを制作していた時期です。ジェッジの代表曲「DIVA」と同じ時期、同じタイミングでラフが作られました。DIVAの双子の曲でもあるんです。
が、この曲って「本来のギターの調律よりも低い調律で演奏」してるんです。DIVAも低い調律なんですが、それより更に低い。それによってライヴに於いて、ちょっと面倒くさい問題が起こります。通常の調律の楽曲、低い調律の楽曲、更に低い調律の楽曲をライヴで演奏するということは、楽曲によってイチイチ調律を変えないと演奏できなくなります。ライヴの流れを止めてしまうような事は排除すべきですよね。当時のジェッジでは全ての対応が出来なかった。よって「更に低い調律の楽曲」はボツにしたんです。
あれから時を経て現在。今ではエフェクターの進歩も相成って再現可能になりました。そんな中、響先生からの要望で「勢いのある楽曲を作って下さい」と。ラフとして温めていたこの曲に歌詞を載せ、遂に完成と相成りました。
ジェッジの歌詞には必ず「主人公」が登場します。僕は作詞をする時、まず先に「物語」を書いて、そこからどんどん「言葉を削る、置き換える」作業をして煮詰めていって、歌詞にするという手法で書いてます。聴いてる皆さんは歌い手の人生や経験してきた事を想像し、重ねながら歌詞を聴くと思いますが、僕は敢えてその辺の事は明言しません。僕だと思って聴いてもいいし、聞いているアナタ自身に置き換えて聴いてもいいし、他の誰かでもいいし。リスナーには「あらゆる想像」をして頂きたいんです。

雨上がりの空の下で

作詞/作曲・藤戸じゅにあ

鏡に映った笑顔には
口しか描かれていなかった

映画「LOVEToRAIN」(2012年公開作品)の為に書き下ろした楽曲です。タイトルも歌詞世界も映画にちなんで制作しました。
映画「LOVEToRAIN」は音楽を担当させて頂きました。劇中の効果音も僕が制作しています。全部合わせると合計で50曲以上制作して「監督の好きなモノ使って下さい」って納品しました(笑)。ジェッジジョンソンの名義で担当したのって珍しいです。この頃はジェッジ名義でなく、例えばネイキッドランプ(坂本美雨との変名ユニット)で海外アニメのBGMを担当したりと、色々と幅広い活動が始まった時期でもあったのですが、この映画に提供したことを発表した直後、ジェッジジョンソンは無期限の病気療養に入りました。長い冬の時代の始まりです。発表してからLIVE演奏するまで実に3年以上も先になるという。
今回のアルバムに併せて全てボーカルは再録音しました。音楽の出来ない期間も練習は怠りませんでした。絶対に戻ってくる、戻れると信じて日々練習してました。KANNA先生、そしてジェッジのベースライナーでもある響先生という2人のボイストレーナーの指導のもと、療養中に発声方法を根本的に見直しました。映画に使われているヴァージョンと聴き比べると、もう別人過ぎて(笑)。本アルバムは歌の表現力も随分変わってます。響先生はベースだけでなく、文字通り僕の先生でもあるんです。

イン・ラボラトリー

作曲・藤戸じゅにあ

研究室は宇宙


ジェッジジョンソンのアルバム恒例インストゥルメントです。アルバムをひとつの流れに例えて、場面転換の為にアルバムに入れはじめたのがきっかけです。「モロにジェッジの音」なインストです。こういう音とリズムは僕の好物です。ジェッジが再開するまでの間、僕には「別名義」や「覆面」などなど、ジェッジとは違う顔が産まれました。CM音楽や映画音楽など、経験した技術や手法が色濃く反映されています。
正直、何からサンプリングして、どんなエフェクトで加工したのか全く憶えておりません!!
メインのPad(フワッとした音色のこと)の音色には、わざとアナログテープの歪みやハイ落ちを再現するエフェクトをかけたり一旦アナログテープにダビングして、ヨレヨレにしています。こういったダメージサウンドはこれからも追求していく事のひとつです。
このインストを境に、アルバムは「テクニカル」なエリアに移行します。

瓦礫の森

作詞/作曲・藤戸じゅにあ

みんな たいがい たにんごと


アルバム全曲公開前、2011年の段階からSoundCloudでトラックのみ公開していた楽曲です(現在も公開中)。超オタクな曲です。細かすぎて伝わらない選手権の代表格です。ドラムもベースもアタマおかしい事になってます(笑)。アルバムリリース前に、療養中に御世話になった方々、アーティストに先行してアルバムを御渡しさせていただいたんですが、この曲は人気高かったです、音楽オタクに(笑)。アルバムタイトル通り「テクニカル」な事をやってます。蓮尾くんと車に乗りながらこの曲を聴く度に蓮尾くんが「ここは思い出があり過ぎる、というフレーズの中二感が最高!!ウヒョー!!」とニヤニヤしながら同じことを繰り返し発言します。大丈夫キミも十分中二病です。僕の目に狂いは無かった。
「思い出」が綺麗なように映っても、それは廃墟であって、「そこ」には誰も居ないんです。誰もが世界を拒絶しながらも、やっぱりどこかで繋がっていたい、誰かと関わっていたい、そのジレンマを繰り返すと「大人」が出来るのだと思います。

マイ・アーセナルズ

作詞/作曲・藤戸じゅにあ

怒りという感情で
僕らは狂気と錯乱を制御している

こちらもアルバム全曲公開前、2013年の段階からSoundCloudでトラックのみ公開していた楽曲です(現在も公開中)。蓮尾くんと響先生の加入前からピアノ&ベースをメインで制作された曲です。これまたテクニカルな曲です。簡単に聴こえて凄い難しいコード進行です。フツーに聴かせるという事を成立させてしまうのがテクニックだなと。転調につぐ転調、C(ドの音)だけ残して動きまくる鍵盤。この曲やKRUNK・青の連続などは、ヴォーカルコーラスがヴォコーダーです。ライヴでもそのまんま表現できます。発声も今までに無い、珍しい声質で歌っていますがライヴはまた変えてみようかと。いや、多分このまんま再現するかも。声質が変わるだけで印象の全く違う曲になるので、当日の選曲に併せて声質も変えようと思います。
「Arsenal」とは「武器庫」や「兵器倉庫」という意味です。ちなみに、この曲の歌詞のどこに「繋がる」というキーワードが含まれているんですか?って思う人が居ると思います。歌詞には直接的にも匂わすことも一切ありません。が、例として、本曲歌詞の「Either no one told me or no one knows」をGoogle先生にブチ込んで見てください。「繋がる(接続する)」がキーワードの「あの映画」が出てきます。そういうことです。
「KRUNK」同様、結構簡単な「単語遊び」を全曲に仕込んでいますので、興味が御座いましたらに調べてみてください。

ローデッド・イングラム

作曲・藤戸じゅにあ

充填した拳銃

2009年作のインストゥルメントです。ブレイクス二部作の為に描き上げた50曲の中の1曲です。難しいコードを弾きまくってますが、自分の好きな響きのコード(和音)だけで作ったらどうなるかなぁと考えて制作した、実験的要素の強い曲です。一旦レコーディングしたピアノを「Recycle」という、とてもレトロな、データをブツ切りにする音楽ソフトを使用して細切れにして、それを「KONTAKT5」というサンプリングソフトに読み込ませ、再構築しています。いずれこのような、というかインスト楽曲のアルバムをリリースしたいなぁと考えています。別名義で。カフェや仕事しながらリラックスして聴けるインストアルバムを作ってみたいです。
このインストを境に、アルバムはジェッジの代名詞とも云える「大爆音ギター」の楽曲エリアに切り替わります。

ドミニオン

作詞/作曲・藤戸じゅにあ

悲しいけれど
相手は いつも 現実だ

2009年作です。先行公開したSoundcloudにもトラックが公開されていました。ブレイクス二部作の為に書いた曲で、当時レーベル内で行われた「デモ視聴会」ではヴォーカルが入ってないのに1番人気でした。デモトラックの段階でテクニカルブレイクスに収録しようと決めてました。
サウンドはオルタナ・ロックそのものです。左右に壁のように張り付くギターが大好きです。ジェッジの代名詞でもありますよね。ドラムはサミングアンプを掛けて潰してます。ジェッジジョンソンのデビューアルバムに収録の「Battle of Düsseldorf」など、ドライヴ掛かったサウンドがやっぱり大好きです。
歌詞の内容は、サブタイトル(この冒頭の見出し)を踏まえて、いま一度聴いてみてください。全く別の世界・状況が見えてくるはずです。
ドミニオン(自治領)は、国家(社会)から認められないと築けない、理想の土地なのです。

ザ・ルーラー・ハズ・ネヴァーシーン・アナザーワールド

作曲・藤戸じゅにあ

支配者の孤独

「ソリッドブレイクス・アッパー」「テクニカルブレイクス・ダウナー」によるブレイクス二部作のメインテーマです。「ソリッドブレイクス」のラスト「the Ruler in the dim light of dawn」のピアノ独奏版になります。人間誰しも没頭してる時は自分だけの世界に入り込むように、「追求」は、その代償として「孤独」を生みます。戦う度に、頑張る度に、何かに埋没する度に、他人や社会との繋がりが薄れていく。あの時、支配者が観たのは「たった一人で眺めた朝焼け」でした。
ピアノは蓮尾くんでは無く、僕の演奏です。「イン・ラボラトリー」と同様、アナログテープのダビングを繰り返してヨレた「ダメージサウンド」にしました。こういうサウンドを作るのって実は凄まじく難しく時間も根気もいる作業です。想定して生み出すことが出来ないので、何度も試行錯誤を繰り返して、手間もかかるし、膨大な時間も費やします。でも追求することが目的なので手間も苦労も惜しみません。それによって色々「失ってる」気がしないでも・・・。

ソナチネ

作詞/作曲・藤戸じゅにあ

平凡を望むことの なにが悪い

Twitterで発言していた事を憶えてる方も居るでしょうか。2015年に書き上げた、「現時点で1番新しく作られた曲」です。大爆音サウンドと、それと対照的な歌詞を載せる事がコンセプトでした。ピアノの旋律に関しては、今回の制作で唯一、蓮尾くんに「イメージ指示」をさせて頂きました。(ちょっと待て他の曲は何も伝えてないのか?って思った人、正解です。僕は今回の制作に関して、曲だけ渡して一切の指示をしてません。2人が渡したトラックから「彼らのセンス」で好き勝手に作るというのが今回のレコーディングの御題目です)。この曲で蓮尾くんに伝えたのはひとことだけ「赤バイエルみたいにして!w」です。赤バイエルはピアノ初心者用の譜面集の通称です。4歳児が習う教科書です。ただそれだけ。そしたら蓮尾くんが赤バイエルを知らなかった!(笑)ネットでググってたらしい(笑)。アンタピアニストだろ!って言ったら「いや僕、エレクトーンでした」って反撃されて(笑)。
この曲も蓮尾無双ですが、それを凌駕したのが響先生のベースラインです。もうヤバイ。ここまで動きながらサウンドの重心がブレず、楽曲をボトムから支えている。ジェッジジョンソンに於いて僕はベースの事を「ベースライン」「ベースライナー」と発言します。これは僕個人が楽曲の中で1番重要なのがベースであり、何よりジェッジのベースは「歌と同様の、旋律の扱い」と考えている事に依ります。この「ソナチネ」のベースラインは、何も言わずに僕が求めていたこと、そして求めた以上のモノを提示してくださいました。響先生すさまじい。
当たり前だった事は、実は当たり前ではなく、それに慣れ過ぎて、突然失った時に、人はどうするのでしょうか。僕も「当たり前を奪われた一人」でした。いまここにいて、皆さんに聴いてもらっていること、これすら実は当たり前で無いんですよね。
「今」という瞬間は、とても美しく、とても愛しいものだと、僕は思っています。

スケッチブック

作曲・藤戸じゅにあ

小さい頃に描いた鳥は
いつか大きな空を飛ぶ
必ず 空を飛ぶ

2013年にSoundcloud上でデモ版の無料ダウンロードを行ったインストです。本作は完成版になります。日々の生活の中で、何気なくサラッと聴いてくれたらいいなぁと。これもピアノは僕です。僕はヴォーカル/ギタリストですが、地球上で1番最強の楽器はピアノだと思ってます。ピアノを触ったことが無い人って居ないと思ってます。必ず人生のどこかで触ることがある楽器、それがピアノだと思います。ピアノから音楽の世界に触れていく人が殆どだと思います。
ピアノがメインの曲ですが、本アルバムで1番トラック数の多い曲なんです。使用している音色が一番多いんです。ありとあらゆる音が入ってます。風の音、雨の音、中盤からは超低音サウンドも、チェロも登場します。御時間があったらゆっくり聴いてみてくださいませ。

忘れる魔法

作詞/作曲・藤戸じゅにあ

賢者の選択

アルバムサンプルを渡したアーティスト仲間が口を揃えて「藤戸の世界」と呼ぶ曲です。そのとおりかも知れません。平坦に続くリズムと、前述のダメージを施したキーボードの音色、静かに支えるベースライン。歌詞世界が全面に伝わるように、情景を徹底的に描き出す事に注力しました。その情景を聞き手の皆さんにイメージして頂けたらなぁと。
全てがコントラストというか対比の構図になってます。花火と影、人並と2人、「賢い人達」と「主人公」などなど。
物語の中で「主人公」は、人波に向かって「賢い人達」と吐き捨てます。自分の置かれている立場と照らし合わせ、皮肉を込めて吐き捨てます。でも「主人公」は「賢い人=賢者」のみが使える力とされている「魔法」を唱えます。本当の「賢い人」って、なんでしょうね。少なくとも「魔法を唱える機会のない人生」こそ、素敵な人生だと思います。

ふたりをつなぐもの

作詞/作曲・藤戸じゅにあ

当たり前になったこと全て
忘れそうになったこと全て

2013年頃にトラックのみSoundcloudにて公開し、その後デモ版を公開しました。蓮尾くん加入前からピアノメインの楽曲と想定して作った曲です。歌詞もトラックも2010年頃には存在していました。手術後に制作を再開した一曲目です(手術後初めて描いた曲は後述の「マイ・リトル・ステップス」です)。LIVEの際はサビのコーラスの部分、皆さんで歌ってくださいませ。ジェッジジョンソンはエレクトロ・ロックの先駆者とかDTMミュージックの草分けとか言われますが、それはアレンジの手段のひとつでしかなくて、ジェッジジョンソンの本質は純粋なポップミュージックと歌詞世界だと思っています。それが色濃く表れているのが本作だと思います。「ソナチネ」でも強く歌っている「あたりまえの事」、それこそ大切な事です。

アーミラリー・スフィア

作曲・藤戸じゅにあ

天球儀を見つめて

2008年頃に作曲したインストゥルメントで、ジェッジジョンソンのLIVEの際に流れるBGMです。「アーミラリー・スフィア」とは「天球儀」の事です。地球儀ではないです。僕、よくディズニーシーに行くんですが、大好きな場所が2つあって、ひとつはコロンビア号のラウンジ、もうひとつが「フォートレス・エクスプロージョン」というエリアです。帆船(正確には大航海時代のガリオン船)や要塞のあるエリアです。そこだけで半日ぼーっとしてます(笑)。ディズニーシーの要塞の一番上のフロアに有る天体ドーム「チェインバー・オブ・プラネット」を眺めながら制作しました。なのでディズニーシーに行かれた際は是非とも「チェインバー・オブ・プラネット」で、この曲を聴いてみてください。親和性バツグンです。そのエリアに「マゼランズ」というレストランがあって、フロアに飾られた天球儀が、このタイトルの由来です。天球儀を眺めながら、このアルバムの構想を考えていました。そしていま、こうして皆さんの手元に届けられました。

青の連続

作詞/作曲・藤戸じゅにあ

あした はれるか わからないけれど

歌詞のベースは中学生ぐらいに描きました。びっくり。それに曲を付けました。こちらもSoundcloudにトラックのみ公開してました。モロにジェッジの音です。ジェッジの曲って一発で判ります。この曲、トラックダウンの際に一番苦労しました。使われてる音色がそれぞれ「歌っている」ので、抜き差しで悩んで悩んで悩んで、やり込みすぎていろんなヴァージョン(ミックス違い)が生まれた曲で、結局一番シンプルなヴァージョンを採用しました。別ヴァージョンはいずれ公開します。別ヴァージョンは更に重低音で、シンセがやかましいです(笑)。

アフター・オール

作詞・藤戸じゅにあ 作曲・西川響/藤戸じゅにあ

その時 どう動く

響先生が作曲して、僕がメロディ制作とトラックメイクを行いました。フロアぶち上げEDMです(笑)。LIVEでも盛り上がりますね、歌詞の内容を別として(笑)。ジェッジの代表曲「Dancetek」や「Fury」の後継曲という想定で制作しました。判りやすい(笑)。エレクトロ・ロック全開です。そしてジェッジの代名詞であるヴォコーダーがメインです。RolandのV-Synth GTのヴォコーダーです。独特のサウンドですよね。使いこなすのは非常に難しいシンセですが、ジェッジのサウンドの要です。
「AFTER ALL」とは「結局」とか「やっぱり」という意味です。結果こうなった、でも、それを踏まえてどう動くか、ですよね。この曲は公式サイトでトラックデータを一般公開&ダウンロードしてます。リミックスとかやってみてくださいませ。

マイ・リトル・ステップス

作曲・藤戸じゅにあ

小さな一歩が繋いだ未来

「テクニカルブレイクスダウナー」、そして足掛け5年の歳月を掛けた「ブレイクス」シリーズのファイナルを飾るのはフルオーケストラの、この曲です。手術後、LIVEはおろか作曲さえも出来ない時期を経過して、最初に描いた曲になります。病気後、いままでのような作曲や制作の方法ができなくなり、作業手法を変更せざるを得なくなりました。制作にかかる時間が数倍に膨れ上がりました。それでも音楽がやりたいから、リハビリも兼ねて、今までと全く別の手段で書き上げたのがこの曲です。いままでより大変だけど曲を作ることが出来た。僕にとっての「小さな一歩」だけど、これが大きな未来に繋がる、そういう想いを込めて「マイ・リトル・ステップス」と名づけました。あの時、諦めずに、この曲を描けた事が、いまに繋がります。

あとがき

あらためて「テクニカルブレイクス・ダウナー」をお買上げいただき、有難うございました。前作より5年の歳月を経ての発売です。支えてくれたメンバー、デビュー以来変わらず面倒を見てくれているレーベルプロデューサーとスタッフ、そして待ってくださったファンの皆様、この場を借りて御礼申し上げます。

7月17日金曜日、遅い時間の20時より
本アルバムの集大成となるワンマンが
渋谷WWWにて行われます。
是非ともいらして下さい。
チケット予約はイープラスまで
6月6日より発売開始です。

 

現在ジェッジジョンソンは次回作の制作に入りました。
以前から発言していますが、
ジェッジジョンソンのコンセプトは
「変わり続けること」です。
次回もまた進化しています。
今後とも引き続き、ジェッジジョンソンにご期待下さいますよう
御願い申し上げます。

2015年4月30日 藤戸じゅにあ